そこで、以前から気になっていたスライダーってやつを自作してみることにしました(買う気はさらさら無い)。
で、完成したのがこれです。いくつか試作を作ったりしてますがこれが一応の完成品です。普通はL字のアングル材を台形に組み合わせて作ることが多いと思いますが、手元にアングル材がなく、丸パイプがあったのでこれを利用してみました。
そしたら意外と面白いことになったのですが、それは後で紹介します。台形でなく長方形なのもその面白いことをするためです。

裏はこんな感じです。キャスターの大きさが違うのにも意味があります。

この部分は重量がかかってボルトが木にめり込みそうだったので、鉄板をはさみました。

使い方としては、、まあ普通ですが、このようにリアタイヤのところに差し込みます。

そして端をこの様の踏んづけるとリアタイヤがうき、横にスライドさせることができます。ただ、向こうに押すことはできるんですが、手前に引くことができないんですね。これはバイクにもよるようで、バンバン200は簡単に引けるんですが、このエリミネーターはダメです。サイドスタンドの形状や角度が関係しているみたいです。

そこで、このようなものを作りました。

裏はこんな感じです。黒い板は鉄板です。赤い色は、たまたま手元にあった廃材が赤かったからです。

これをサイドスタンドにかまします。

これで、向こうに押すことも手前に引くことも簡単にできるようになりました。それだけでなく、前後(写真では左右)にも簡単に動かせます。要するにすべての方向に自由自在で、非常に便利です。

最後に「面白いこと」ですが、すべての方向に動かせるようになると、いちいち足で踏んでいないと動かせないのが不便に思えてきます。そこで、足で踏む必要がなくなるように、こんなものを作りました。
パイプは1サイズ細いのをわざわざホームセンターで買ってきました。

裏はこんな感じです。

スライダーを踏んづけた状態で先程のものをカシャーンと差し込んでこんな形にします。アングル材でなく丸パイプで作ったおかげでこのようなことが簡単に出来ました。棚ぼたです。

丸パイプとともにスライダーのキャスターの大きさが違っているのがミソで、そのお陰でスライダーを踏んづけた時にパイプがわずかに上を向くので、簡単に差し込めます。最初、全てのキャスターを同じ大きさにしたら、相当力を入れないと差し込めませんでした。まあ、同じキャスターでも下駄はかせたりして、要は高さを変えればいいんですが。
とにかく、このような状態にすると、踏んづける必要もなく、バイクが軽やかに自由に動きます。

こんなふうにバイクを停めるのも簡単になりました。
他愛ないものですが、自作したものの中ではかなりのヒットです。今、ガレージの中が混雑気味なので、毎日使っています。

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