トランクを開けるためのキーシリンダーは跡形もなく無くなっており、残るメインキーと給油口は鍵がそれぞれ別です。
仮に、トランクのキーシリンダーを新たに買い足すと、カギが3本になってしまいます。かといってキーセットを全部買うとすごい金額になります。
そこで、今回は非常に低予算でトランクのキーシリンダーを追加しつつ、カギを1本に統一するというウルトラCを行います。
購入したのはこれ。ディオ(AF35)のキーセットです。ヤフオクで落札価格100円。送料を足しても1000円以下でした。

ちなみに、AF35のキーがNS-1に使えると知っていたわけではありません。ヤフオクの写真を見て判断しました。
さて、カギは購入したAF35のカギに統一することにします。なぜNS-1のカギではなくAF35に統一するかというと、この時点ではメインのキーシリンダーを、程度のよいAF35のものに交換したいと思っていたからです。
では、まず給油口のカギから作業します。

右がAF35のキーシリンダー。おんなじ形状じゃん、ラッキー。だいたいキーシリンダーなんてそんなに種類はありませんから互換性が高いです。

だがしかし、AF35のキーシリンダーはこんな状態(右側)。なにしろ100円ですから。

NS-1のキーシリンダーから部品を外して交換することで、見た目をキレイにします。まずは裏のクランクアームを外します。

続いて、キーシリンダーのカバーを外します。これはカシメられているのでマイナスドライバーなどでカシメを起こします。

カバーが外れました。

これで変形している部品(フタ)を外せます。

ところが、、、、。右がNS-1のキーシリンダーから外したフタなんですが、全く形状が違います。これじゃ流用できません。仕方ないので流用は諦めて、変形したフタをハンマーとポンチで叩いて平らにしました。

これはシャッターです。指で押さえてる右のほうがAF35のもので、ピンが曲がっているなど傷んでいます。左のNS-1のものに交換します。

カバーをかぶせてもう一度カシメます。万力に挟むとやりやすいです。

これで完成、カギを差し込む穴が完全な長方形にならずキズがありますが、まあいいでしょう。

次はトランクのキーシリンダーを取り付けます。左の黒いパーツにつけるんですが、このパーツは普通に新品を購入しました。高かった。

これもピッタリサイズで簡単、と思ったのですが、キーを差し込む穴の向きが横になってしまいます。本来は縦です。まあ実用上差し支えないのですが、黒いパーツの方にキリカキを新たに切って縦につくようにしました。

固定用のクリップをはめてもしっかり固定できないので、木の板を切ってスペーサーにして解決しました。あと、クランクアームの向きも違っていたので抜いて挿し直しました。クランクアームを固定しているピンを抜くのがちょっと面倒でした

これで完成。残るはメインキーだけです。
