2013年06月25日

5)フロントフォーク

バンバンのレストアも折り返し点をすぎました。しかし、予算が底をつきかけています。計算上はまだ3万円くらいあって余裕がありそうですが、破れているシート、サビだらけのフロントフォークという、いかにもお金の掛かりそうな2つの問題が未解決のままなのです。困ったもんだ。

そうそう、バンバンはガソリンタンクが外部から見えず、しかも樹脂製なのでこの点だけはまったく苦労しないで済みました。

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サビだらけのフレームはワイヤーブラシを付けたディスクグラインダーやペーパー、ワイヤブラシなどで地道に磨いた。今なら強引にサンドブラストかけてしまうが。

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スイングアームはサンドブラストキャビネットに入るので問題なくブラスト。これをワイヤーブラシで磨かなくて済むだけでもサンドブラストさまさま。

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フレームを塗装。陽区チェックしても塗り忘れがあって何度も手直しするはめに。

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足回りとエンジンをつけたら一気にバイクっぽくなった。

さて、懸案の1つだったフロントフォーク。メーカーから純正部品も出るし、ヤフオクにも中古パーツが売っているが非常に高い。どうも、オークションでは同じようなパーツでもバンバン用と銘打つと非常に高くなるらしいので、他車のパーツを流用できないか必死で調べました。すると、RG50ガンマのインナーフォークが使えるらしい。しかも、なぜかRG50ガンマのフロントフォークは程度良好なものが激安価格で売っています。

やや不安もあったものの、RG50ガンマ用のフロントフォークアッセンブリをオークションで購入し、インナーフォークだけを流用しました。噂レベルの未確認情報だったけどちゃんと流用できたよ。シール類は新品にして、アウターチューブはブラスとしてちょっとだけバフがけ。数万かかるかと思われたフロントフォークが3600円で仕上がった。
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新品同様のフロントフォーク。安くできてよかった。

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足回りは新品同様の仕上がり。

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実はリアショックをどうするかも悩んだのだが、カバーを塗装して中身はそのまま。当然、アブソーバーは抜けきっていると思うが、気にしない事にする。



エンジンはシリンダー、シリンダーヘッド、左右のカバーをサンドブラストで仕上げ、クランクケースはあえて汚れを落としただけにしましたた。そのためクランクケースだけ古びて見える。
なぜこの様にしたかというと、クランクケースの表面は独特の艶のある仕上がりになっていて、サンドブラストをかけるとその風合いが変わってしまうため。
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エンジンはこんな感じ。

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スプロケット周りも徹底的に掃除した。

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ここはキャブレターが収納されるところ。このパーツはサンドブラストで仕上げている。

 
バンバン90(RV90)収支見通し
支出車両36,800円
パーツ54,375円
雑費1,200円
自賠責7,280円
合計99,665円
売却(最低見込み)130,000円
予算の残り 30,345円

     
購入パーツ内訳
点火プラグ(2本)630円
バッテリー(送735円込)2,135円
イグニッションコイル(送240円込)1,740円
キーセット(送740円込)4,184円
キャブレターフロート(送950円込)3,785円
シリンダーヘッドガスケット350円
シリンダーガスケット180円
マグネトカバー160円
ピストン(リング付)6,600円
パイロットジェット470円
フロート室ガスケット260円
ポイント660円
コンデンサ340円
純正パーツ送料1,150円
イグニッションコイル(2個目)3,418円
リアホイール(送1630円込)3,610円
ホイール用塗料2,000円
ホイール用ボルト、ナット1,068円
タイヤ2本14,000円
チューブ2本4,020円
フロントフォーク(送1,670円込)3,615円
合計54,375円










今回新たに購入したのはフロントフォークだけ。リビルト済みのRG50がん迷うフロントフォーク2本で2000円でした。なんでこんなに安かったのか不明。これでちょっとは収支が改善したか? いや全然そんなことはないのでした。



















posted by まーさん at 01:21 | Comment(6) | レストア バンバン90(RV90)
この記事へのコメント
こんにちは。いきなりの質問で失礼します。
私もこの記事を参考にウルフ50のフロントフォークを入手し交換しようと試みていますが、インナーフォークの内径がバンバンと違うので、トップボルト周りはどのように処理されたのか教えて頂けませんか?
Posted by けすうこ at 2014年10月19日 12:07
こんにちは。
トップブリッジには何の加工もしていません。
というか、他のどのパーツにも加工していません。
インナーフォークをスルッと交換しただけです。

バンバン90のフロントフォークは2種類あります。最初が、スクーターなどによくある上部が太くて下にインナーチューブがあるタイプ、ボトム式っていうんでしょうか。それが途中から、上の写真のように、スポーツバイクで一般的ないわゆる正立式サスになっています。
その辺に原因があるんじゃないでしょうか。
Posted by 山田 at 2014年10月19日 17:17
返信ありがとうございます。
比べてみたらフォークの内径がバンバンとウルフではバンバンのほうが肉厚なのでトップボルト下のスプリングを押さえているボルトがそのままでは使えないようです。年式の違いですかね。
Posted by けすうこ at 2014年10月19日 21:22
バンバン90のレストアをしております。
まーさんの記事で色々勉強させてもらっています。一つ質問させてください、画像を見たところトップブリッジとインナーチューブを止めるボルトが、ガンマのボルトのようですが、トップブリッジはバンバン純正ですか?

失礼しました。
Posted by ぶーちゃん at 2015年06月26日 19:07
ぶーちゃん さん
トップブリッジはバンバン純正です。
他にもうちょっと役に立つことが言えればいいんですが、どうも覚えてないんですよね。フォークをバラしたり組んりした時のことは覚えているんですが、トッププブリッジをどうしたか全く覚えてない。覚えていないということは、とくに苦労も工夫もしなかったということだと思います。うーん、トップブリッジの穴を広げたのかも。
Posted by at 2015年06月26日 20:03
お返事有難うございます。
ブログで十分勉強になっております、これからも、まーさんのブログを楽しみに見させて頂きます。
Posted by ぶーちゃん at 2015年06月29日 22:04
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