まずはホイール。
これが予想外に大変でした。えーと、バンバン90のホイールは3ピース構造になっていて、スチール製の2枚のお皿の中央にアルミのパーツがハマった感じになっています。そのためホイールを分解すればタイヤ脱着も簡単、なはずですが、実際にやってみると、とんでもない量のサビでホイールとタイヤ、それにチューブが張り付いていて、全然外れない。これは本当に参りました。ネットで調べるとバンバン90のホイールはみんなこうなってるらしいです。
それでもどうにか外したんですが、使えると思っていたタイヤはゴムの劣化、ひび割れ、変形が酷くてとても使えない。ホイールは錆びすぎて穴が開いているという状態。

ホイールをよく見ると、穴が。裏側がほんとによく錆びていて、ホイールを分解するとサビの粉がドンブリ1杯分くらい出てきた。
ホイールは幸い中古が安く売っていたので買いました。これも錆びていたけど穴は開いていないのでサイイドブラストかけまくって塗装。タイヤは手に入るか心配だったけど、調べてみるとブリジストン様がちゃんと新品を売っていました。さすが! でも超高い。ちなみに、バギー用のタイヤが流用できるらしいですね。
まあ、そんなこんなでホイールは仕上がりました。

アルミパーツはガーネットサンドでサビを落としたあと、ガラスビーズでブラスとするとなめらかな表面になる。右がブラスト前、左がブラスト後。

ホイールはこれで完成。
ほかのパーツも外しては仕上げていきます。

左が外したウインカーレンズ。右が購入した新品、ではなくて、左と同じ状態だったものをコンパウンドで磨いた。ちなみに、ウインカーは前にレストアしたミニタンとまったく同じパーツだったため、ミニタン用に買って余った新品レンズ2個を流用することができた。

黒く塗るパーツはまとめて塗装。ぶら下げて乾燥。
走行するうちにフレームは次第に丸裸になっていきました。そして、丸裸の状態で見ると、やっぱりよく錆びている。エンジンも外して単体で見ると、より汚さが際立ちます。


このへんまでバラすとだんだんバイクには見えなくなってくる。

ついにフレームだけになった。

エンジンを単体で見ると結構大きい。
支出 | 車両 | 36,800円 |
パーツ | 50,760円 | |
雑費 | 1,200円 | |
自賠責 | 7,280円 | |
合計 | 96,040円 | |
売却(最低見込み) | 130,000円 | |
予算の残り | 33,960円 |
点火プラグ(2本) | 630円 |
バッテリー(送735円込) | 2,135円 |
イグニッションコイル(送240円込) | 1,740円 |
キーセット(送740円込) | 4,184円 |
キャブレターフロート(送950円込) | 3,785円 |
シリンダーヘッドガスケット | 350円 |
シリンダーガスケット | 180円 |
マグネトカバー | 160円 |
ピストン(リング付) | 6,600円 |
パイロットジェット | 470円 |
フロート室ガスケット | 260円 |
ポイント | 660円 |
コンデンサ | 340円 |
純正パーツ送料 | 1,150円 |
イグニッションコイル(2個目) | 3,418円 |
リアホイール(送1630円込) | 3,610円 |
ホイール用塗料 | 2,000円 |
ホイール用ボルト、ナット | 1,068円 |
タイヤ2本 | 14,000円 |
チューブ2本 | 4,020円 |
合計 | 50,760円 |
ホイール、タイヤ関係だけ2万円くらいかかり、パーツ代は泣けてくるほどのうなぎのぼり。あっという間に5万円を超えた。あと3万4,000円しか無い。仕上がるのか、これ? あ、塗料は、このバイク用に買って使いきったなー、と思うのは上げてありますが、そこまでいかないのは上げてないです。ほかのケミカル類も同じ。
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