点検箇所はエアクリーナー、キャブレター、ポイント、点火プラグってところでしょうか。バッテリーが6ボルトで流用できるものがないので購入してしまうことにします。このバイクがエンジン始動にバッテリーいるのかどうか忘れましたが、いずれ買うのだから買ってしまったほうがいいです。
まずエアクリーナー。想像通りフィルターがボッソボソ。このままエンジンをかけたら大量のスポンジかすを吸い込んでしまうところでした。

新品パーツを買うのはもったいないのでスポンジでフィルターを自作した。
つぎは点火プラグ。こんなの見たこと無いっていうくらい見事に錆びています。当然交換。

プラグはごく一般的なもの。
ポイントを点検するためエンジン左側のカバーを外しました。ポイントはキレイなもので、とりあえずそのまま使うことに。一応、後で新品に変えましたが。それにしてもスプロケ部分の汚れ方がすごい。

たしかトランジスタ点火なのでポイントの消耗は殆ど無かった、のだと思う。
続いてキャブを取り外し・・・・・ない。キャブレターがない。いやまあエアクリーナー外す時点で不思議に思ってたんだけど、ホントにどこにあるかわかりませんでした。まあ、「SUZUKI」って書いてある丸いフタの中にあったんですが、こんな構造とは知りませんでした。

キャブレターを泥や水分から守るためなのか、面白い構造だ。熱こもりそうだけど。
で、キャブレターを取り外しフロート室を開けて、
「なんじゃこりゃぁ!!」
とジーパンデカのように叫びました。こんなの見たこと無い。

しばらく眺めたあと、「ひどすぎるよね」とナウシカのようにつぶやいた。

この時はもうこのキャブは使えないだろうと思った。
気を取り直して、とりあえあずフロートを掃除してみると、思いのほか、きれいになりました。それにしてもこの時代のフロートは真鍮製なんですね。ものすごく薄くて、ハンダ付けで作ってあります。工芸品のようです。ただ、やっぱり小さな穴が開いていて、ハンダ付けで塞いだんですが、塞いでも塞いでも新しい穴が見つかる(新しく開いてしまう?)ので諦めて交換することにしました。エンジンかかるまでまだちょっといろいろ大変そうです

指でそうっと持つだけでもペコッと凹むほど薄い。錆びて薄くなったのか?フロート室を埋め尽くしていたのはこの心中のサビなのか?謎です。
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