2013年06月08日

1)全体のチェック

レストアNo.5
カワサキ・エリミネーター250SE (EL250-A3)
1989年式
走行距離 32186キロ(メーター読み)

このブログの最初のネタは先日買ったこのバイクです。そのレストアの模様をできるだけリアルタイムで紹介していきます。

photo

懐かしいエリミネーターの末弟(後に125が出たけど)。24年も前のバイクですが、まーさん的にはあまり古いという感じはしません。キックレバーのないバイクはみんな新しいと思う(オレってもう年寄り?)。

今までレストアしてきたバイクは空冷単気筒ばかりで、水冷もツインも初めてです。ステップアップするための素材としてはちょうどいいと言えるでしょう。

このバイクはとあるサイトで見つけて買って来ました。2万9,800円なり。プラグホールがひとつダメになっているそうだが、ネットで見たときはは程度が良さそうで「超オイシイ」と思いました。しかし、現物を見たらやっぱりボロくて「オイシイ」というほどではなかった。でも十分安いと思います。ヤフオクだったらこの倍くらい行ってもおかしくない。

photo


全体をチェックする

まず買ってきたバイクをよく観察して、どんなレストアになるかイメージを掴みます。観察すると買ってきたバイクがどんな経緯を辿ってきたか推理できて、ちょっと面白い。

このバイクの場合、タイヤのゴムが硬化していないこと、ドライブチェーンにまったくサビがないこと、バッテリーが生きていたこと(キーを捻ったらニュートラルランプが点灯したのでびっくりした)などから考えて、長期放置されていた車両ではないと思われます。ジャンクとして激安で売られていたのに長期放置車でないく事故車でもないのは珍しいと思います。メーターなどいくつかのパーツが外されたままになっていることから、前オーナーはカスタムしようとして途中で放り出してしまったようです。バッテリーやタイヤの空気が抜けてないことから考えて、2〜3ヵ月前までは走っていたのかも。

photo
ドライブチェーンに錆なし。タイヤも硬化しておらずいい状態だった

全体にサビは出ていて、アルミパーツは白く粉を吹いている。でもそうひどい状態ではない。マフラーのメッキもいい状態。ただ、サイボカバーのメッキがかなりくすんでいるのが気になります。メッキは塗装と違って自分で直せないので厄介です。実はこのバイクを買ったのも、「SE」だからメッキ部分が少ないという理由があります。メッキだらけの「LX」なら買わなかった。

続いてガソリンタンク内をチェックすると、驚くべきことに、まったくサビがない(見えないところは知らないけど)。残っていたガソリンの匂いもフレッシュな感じで、やはり最近まで走っていたことは間違いなさそうです。

つぎは、ダメになっているというプラグホイールをチェック。ところが、これがなんとも、信じられないほどに、このバイクはプラグ脱着がやりにくい。これがカワサキクォリティなのか。ガソリンタンクを外してみてもやっぱりやりにくく、プラグキャップを外すだけでもかなりコツが要ります。

で、見てみると、片方のプラグがない。こちらがプラグホールがダメになったほうなのか? その時、ふと見ると、エンジン後方、エアクリーナーボックスのあたりにどえらいものを見つけてしまいました。プラグが転がっていたんです。たぶん、交換のために外したものの、うまく取り出せずに転がってこの場所に引っかかったのでしょう。それはいいんですが、このプラグの外側電極が陥没している。それにこのプラグ、えらくリーチが長い。

photo
左がエンジンの取り付けられていたプラグを外したもの。右がエアクリーナーボックスに引っかかっていたプラグ。

photo
こ、これは・・・・・・間違いなくピストンと当たっている。このプラグは新品に見える。取り付けてセル回していきなりゴッツン。びっくりして取り外したら落っことして行方不明になった、ということだろう


恐る恐る、プラグホールからエンジン内部をみてみると、ピストンにプラグがあたったあとがはっきりと見えた。

つまり、このバイクは前オーナーがカスタム作業を行い、その途中でプラグ交換をしたが、間違ってリーチの長いプラグを付けてしまい、セルを回すと同時にピストンとプラグが激突。プラグを外したあたりで嫌になり、放り出したということのようです。

当然、エンジン内部にダメージが及んでいる可能性がある。ハズレを掴まされたか? でもエンジンなんて中古を見つければ安いものだし、練習がてら、エンジンをばらしてみるのも悪くない。そう、このエンジンは腰上を分解して見ることにしよう。

photo
ここにナンバーをつけようとしたのか。ほかにも雑なカスタムのあとがいくつかあった。

photo
フロントフォークのインナーチューブはあまり錆びていない。ストロークする範囲にサビがあるので交換は必要だが、サビが少ないことはこの車両が長期放置者でなかった状況証拠の一つといえる。

photo
本来ビキニカウル付きのモデルだが、取り払われ、ヘッドライトの位置が極端に高い位置に変更されていた。そのためウインカーの配線の長さが足りなくなったようで、黄色い電線で延長してあった。非常に雑な配線で、動線むき出しのまま。

photo
シートはひどい状態ではないものの、破れがある。張替えは高くつくので避けたいが、ほかにいい方法はないものか。

エリミネーター250SE収支見通し
支出車両29,800円
パーツ????
自賠責9,510円
合計 39,310円
売却(最低見込み)100,000円
レストア予算 約60,000円










エリミネーター250SEの中古車販売価格はだいたい10万から25万円くらい。個人売買だと中古車屋さんよりかなり安くしないと売れませんので、売却時の価格を10万円と想定しました。そうすると、レストア予算としては約6万円となります。正直、これはかなりきつい。できるだけコストパフォーマンスの高いレストアを目指します。

posted by まーさん at 23:12 | Comment(0) | レストア エリミネーター250SE
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。