問題だらけとはいえ、エンジンがついに始動しました。このバイクがうちに来てから、8ヶ月くらいかな。長かったですね。エンジン腰上O/Hまでしてますから、うれしさもひとしおです。あと、音。これまでレストアしてきた小排気量の単気筒エンジンとは全然違いますね。
■圧縮について
圧縮を測定した結果、2番シリンダーだけが低いという残念な結果になってしまったわけですが、原因は何でしょう。まずバルブかピストンリングかってことですけど、ピストンリングは考えにくいのかな、やっぱり。
普通に考えれば、バルブすりあわせがへたくそだからってことになるのでしょう。
希望的観測ってやつですが、エンジンがかかって走行できるようになったら、しばらく走行してもう1度圧縮を計ってみます。組んだばかりのエンジンと、組んでから短時間でも高回転まで回したエンジンでは全然違うって話を聞いたこともありますし。
■キャブレターのO/Hについて
今回の作業のメインはキャブレターのオーバーホールだったわけですが、やはり今までの原付なんかのキャブとは全然違いますね。実をいうとキャブレターの構造について完全に理解できているわけではないんですが、キャブレターをオーバーホールするには、ちゃんと構造を細部まで知っていないとダメだと痛感しました。
チョーク用のガソリンはどこから吸い上げられてどの部分を通って、っていうことを熟知していないと、ちゃんと掃除することはできないというか、作業のうわべだけをまねするのと、理屈を知っていて、考えながら作業するのでは全然違うというか。
あと、悩みの種はどこまでパーツを交換するかということで、ネットで他の人の作業を見ると、パイロットジェット、メインジェット、ジェットニードルあたりはとりあえず交換するのが当たり前みたいです。このうちパイロットジェットしか交換してない・・・・・。まあ、今回アイドリングしない原因はキャブにありそうなので、追加でパーツ交換することになりそうです。
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キャブクリーナーに長時間浸けて、オーディオ用電線を解して少し銅線表面をザラつかせて、ジェットの穴を掃除してください。
パイロットジェットを交換してたんですね。