しかし、そのETCをどこに取り付けるかが問題。何しろシンプルこの上ないバンバン200ですから、ETCのアンテナも、本体も、取り付ける場所がぜんぜんありません(ハンドルに取り付けるような2輪車用ETCは最初から考えていません)。
かなり悩んだ挙句、見つけ出したスペースはヘッドライトの横です。

この写真だとでっかい箱がドンと付いているように見えるかもしれないけど、実際は言われないと気づかないくらい目立たないです。この黒い箱の中に、ETCの本体とアンテナの両方が入っています。
黒い箱はもちろん自作。まずアルミ板をこのように整形しました。

これにステーを付けて、バイクの三叉とトップブリッジで固定できるようにします。

こちらは箱のフタとなるもので、プラ板で作ってあります。アルミじゃないのは、ETCの電波を遮らないためです。

アルミ板の方は黒く塗装してから取り付け、ETC本体とアンテナを取り付けました。

次は電源を引っ張ります。ヘッドライトの中の配線から、アクセサリ電源を見つけて分岐させますが、まーさんは絶対に電源取り出しコネクタ(配線に食い込ませて電源を分岐させるやつ)は使いません。あれは危ないと思います。なので、まず既存のコネクタから端子を外します。手に持っているのはそのための専用工具です。

端子が外れたら、そこに追加の配線をハンダ付けします。

あとは端子をコネクタに戻せば、配線に加工したことがわからないくらいキレイに仕上がります。

ETCの取り付けはこれで完成ですが、ついでにカー用品店でシガーソケットに差し込むUSB電源を購入し、中身だけをETCと一緒にボックスの中に収納しました。ここにスマホのケーブルを挿せば、充電しながらスマホが使えます。ちなみにこのスマホホルダは数年前に自分で作ったものです。
