ポリパテの上からラッカーパテ(チューブから出して塗るだけのやつ)を盛ります。ちょっと盛りすぎ。
ラッカーパテは盛りすぎると固まるのに異常に時間がかかったり、後で痩せてやり直しになります。だから薄く付けるだけにしないといけません。じゃあなんでこんなに盛ったのかというと、もう、自分でもよくわからん。

研磨してはパテ盛りの繰り返しを何度かやって、仕上げていきます。ホントは一発でやったほうがいいんですが、素人には難しい。

一応仕上がりました。薄い黄色がラッカーパテ。濃い黄色がポリパテです。ラッカーパテは1時間くらい硬化させるとペーパーで研ぐことが可能になりますが、最後の仕上げは一晩くらい硬化させてから研ぐようにしないと、研いだあとで痩せてきます。

プラサフを塗ります。金属表面が露出しておらず、塗る色も黒なのにプラサフを塗る必要があるのか?よく分かりません。
(金属表面が露出していたり、塗る色が白とか赤とか黄色だったらプラサフ大切です)
この時プラサフを塗ったのは、直した部分を1色の色にしないと、最終的に形がおかしいかどうか確認できなかったことと、塗料を塗るとラッカーパテが一部溶けて変形するので、それを整えるためです。
つまり、パテの上から塗料を塗ると、乾燥するに従って直したあとの輪郭が浮かび上がってきます。なのでそれをまたペーパーで研いで直さないといけません。黒い塗料を塗って研いで、ということもできますが、プラサフのほうが簡単にできます。
というか、ここに書いていることが正しいかどうかよくわまりません。パテが溶けて変形するなんておかしいのかもしれません。

タンクの別の場所にサビを発見したので、ついでにサンドブラストPでサビを落としました。

プラサフを塗ってはペーパーで研ぐということを数回繰り返し、このようになりました。

黒を塗ります。

室の塗料が乾燥したら、マスキングテープを剥がしてタンク全体をペーパーがけします。クリアを塗るための足つけです。

クリアを塗ります。直したあとは全くわからない仕上がりとなりました。
ただし、純正の塗装はクリア層がないし、表面がまっ平らのミラーフィニッシュで、非常にソリッドな、カチッとした仕上げです。
それに対して、この補修の仕上げはクリア層がぬらぬらとしたツヤを出しており、風合いが全く異なります。
純正風に仕上げたくても、タンクはガソリンに溶けないウレタン塗料で仕上げる必要があり、スプレー塗料でウレタンといえば、クリアしかありません。なので、仕方がない。
まあ、濡れたようなツヤも悪くありません。アメリカンにはそれなりに合います。

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