例えばフィルターとレギュレーターの接合部、普通につないでありますけど、市販の継ぎ手を使っていません。買うのがもったいないので。いや、ほんとにこれ1個だけなら普通に買うんですけど、こういう細々したパーツが合計すると結構な価格になるし、どうしても買い間違いとか、予定変更で使わないパーツが出てくる。それが嫌なのでもう作れるものは作ることにしています。

レギュレーターのジョイントの径は1/4、フィルターは3/8なので、それぞれに合う継ぎ手の残骸を過去の使わなかったパーツ、失敗したパーツから探してきます。

いらない部分を切り落とします。

バイスプライヤーで挟んで、接合部をロウ付けします。

ロウ付け完了。どちらも真鍮製なのでロウ付けも簡単です。これでレギュレーターとフィルターはつながりました。

次は配管が二股に別れる部分。普通ならチーズというパーツを買うところですね。適当な継ぎ手の穴をドリルで広げ、

こんな感じにします。

そこに銅パイプを突っ込んでハンダ付け。銅パイプ同士もこんなふうにハンダ付け。なんでロウ付けじゃなくハンダ付けかというと、そこまで強度が必要ないからです。こういうチーズとかを市販のものを使うと高く付く上にやたらとゴツく大きな機械になってしまいます。銅パイプは安価で入手できて切ったり曲げたりハンダ付けなどの加工も簡単なのでオススメです。90度で曲がる部分はエルボーが売っているのでそれをはんだづけすれば綺麗に仕上がります。

ノズル部分はこんな感じです。白いノズルはセラミック製で、結構高いです。そして、ストレートとかMonotaROのようなショップでは売っていません(今は売ってるかもしれないけど)。まあ、楽天あたりで「サンドブラスト セラミック ノズル」で探せば出てきますが、売っているお店は石材店とかガラス工芸の道具を売っているお店です。
ノズルを買うときは穴の直径が大切です。2ミリくらいがオススメです。間違っても8ミリとかはダメです。
この穴は使用するに従って広がっていきますが、穴が小さいとコンプレッサーのエアは余るほどだけど吹き出す砂の量が少なくてピンポイントでしかブラストできない、穴が大きいとその分広い範囲を効率よくブラストできるけど、コンプレッサーが追いつかなくなります。

コンプレッサーとサンドブラスターの間(前回の記事のバルブA)のバルブは、エアガンをこのように利用してつくりました。

足で押しやすいようにこんな感じにしました。ノズル部分にもバルブがあるのでどう使い分けるのかって話ですけど、本来は2つを連動させたいところです。でも面倒なのでやっていません。今のところは様子を見ながら適当に使い分けています。その内また何か考えます。

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