2014年07月11日

8)キャブレタートラブル

いよいよ仕上げにかかります。
塗装した外装パーツを取り付けつつ、新たな問題点ややり残した作業をしていきます。
まず、足りないパーツを購入しました。写真のバッテリーを始め、ドライブチェーン、タコメーターケーブル、バックミラー、クラッチ/ブレーキレバーなどがダメになっていたので新品を購入。割れていたカウルのスクリーンも、値段を調べてみるとびっくりするくらい安かったので新品を購入しました。SUZUKIは古いモデルでもパーツが安いので助かります。
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エンジンが仕上がったと言いながらオイル交換をしていなかったので、オイルとオイルフィルター、それに点火プラグもを交換しました。
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左側のスイッチボックスですが、ヘッドライトスイッチのつまみが取れていたのでヤフオクで探したところ、このようなのちの年式のスイッチが格安だったので購入しました。ヘッドライトは常時点灯式となってしまいますが、かっこいいのでよしとします。ちなみにコネクターなど一切加工せずにそのままつきました。
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購入したスイッチボックスは左右セットだったので左側もこのようにアップデートされました。元のスイッチは非常に懐かしく、オリジナルを重視するという意味では残すべきかもしれませんが、しかしあのスイッチは非常に使いにくい。プッシュキャンセラーでないというだけでなく、知らぬ間にハイビームになってしまうという欠点があります。
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こうして、一応作業は完了しまして、エンジンを掛けてみたらあっけないほど簡単にかかりました。順調順調。
早速ナンバーを取得してテスト走行してみると、今までレストアした2ストと違って4ストはのどかで走りやすいです。

が、しかし、トラブル発生

エンジンを掛けてしばらくはいいのですが暖まるに従ってアイドリングが不安定になります。というか、どんどんアイドリングが高くなる!
最初はパイロットスクリューの調整ができてないのかと思って何度も調整しましたが、一向に改善しません。

ちょっと困ってしまって、ネットで調べたところ、キャブのダイアフラムに穴が空いているとこのような症状になるとのこと。

ダイアフラムが破損しやすいのは知っていたので、キャブのオーバーホール時にしっかりチェックして異常なかったはず。でも、もう1回分解してみました。
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そして、ダイアフラムをチェックすると、穴が空いているじゃあないか。まったく、何が「しっかりチェックした」なのか。こういう時です、自分のアホさ加減が五臓六腑にしみわたるのは。
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修理ですが、純正パーツを購入すると非常に高いです。そこで、とりあえずラテックスグローブの切れ端をゴムのりで貼ってみましたが、なぜかくっつかない。まあ、くっついたとしてもやっぱりこれではダメだろうと断念。

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ネットを色々探し回ったところ、ダイアフラムだけを単体で販売しているサイトを見つけました。よかったぁ。早速ダイアフラムを取り外します。
左が外したダイアフラム、右が購入した新品です。ちょっと苦労しましたが交換は無事完了し、エンジンは完調になりました。
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GS125E 刀収支見通し
支出 車両 10,500円
  パーツ 42,781円
  自賠責 7,280円
  合計 60,561円
売却額   70,000円
レストア予算   9,439円
     
購入パーツ内訳
パーツリスト 978円
シート(送料1988円含) 3,988円
シートベルト 105円
タイヤ前後(送料1698円含) 4,848円
チューブ   1,260円
フロントホイールベアリング 655円
ブレーキピストンセット 2,740円
フロントフォークシール 926円
耐熱塗料   2,758円
タコメータードリブンギアシール 387円
塗料、耐水ペーパー 4,510円
ステアリングレース、アウタ下 482円
ステアリングレース、インナー下 482円
ステアリングレース、アウタ上 378円
ステアリングレース、インナー上 378円
タンクステッカー2枚 1,512円
サイドカバーステッカー2枚 756円
チェーンバッファ 491円
コックOリング   132円
インテークOリング 113円
バックミラー   2,932円
クラッチレバー /ブレーキレバー 1,817円
工具ボックスのフタ 283円
タコメーターケーブル 992円
スクリーン   1,134円
オイルフィルター 420円
点火プラグ   284円
バッテリー   2,880円
ドライブチェーン 960円
スイッチボックス(左右) 2,000円
キャブレターダイアフラム 1,200円
合計 42,781円
予算配分はいいペースで来ていたのですが、今回はこまごましたパーツの費用がかさんでしまい、予算の残りは9400円ほどとなってしまいました。でも、ほぼ完成だからこれでいいんですが。


posted by まーさん at 01:09 | Comment(6) | レストア GS125E 刀
この記事へのコメント
初めまして
GS125Eのレストア記事興味深く読ませてもらいました。
すごいですねー 暇を見つけてレストア
感心しちゃいました。
私事ですが、今年何十年ぶりにバイクに乗りたくなり
ヤフオクで見つけたGS125Eのオーナーになりました。
実はうちのGS君もアイドリングが不安定で、キャブをばらして清掃調整していたのですが、ジェットの詰りもOK、2次エアもOKそうだし・・・
で、残るは・・・ダイアフラムが硬化している(しわが付いているので多分)のが原因と踏んでいますが、純正パーツはAssyで8,000円超えとの回答だったので中古のキャブを捜索中だったのですが、見つかりません(泣)
そして、この記事にたどり着きました。
ダイアフラム1,200円とのことですが、よろしければどちらで入手されたのか教えていただけないでしょうか?
Posted by いっき at 2014年10月01日 13:55
ダイアフラムを購入したのは以下のショップです。

プレコミモーター
http://plecomi.biz/shop/home.php

ただ、いま見てみたところ、「そのほか」のところに載っていますが、売り切れになっていました。
Posted by 山田 at 2014年10月01日 19:48
さっそくの回答ありがとうございます。

キャブの分解後、一度は快調になっていたので
もう一度復活したく探していました。
Posted by いっき at 2014年10月02日 09:31
先日はGS125のダイヤフラムの件でとてもお世話になりました。
欠品中の商品について、直接問い合わせたところ1個在庫が見つかり無事に手に入れることができました。

早速交換するため分解していたのですが、ピストン上部のダイヤフラムを固定している白いプラスチックリングが外せませんでした。

レストア記事にも「ちょっと苦労しましたが」とあったので気にはなっていたのですが・・・

マイナスドライバーか何かで、こじって外すんでしょうか?
改めて写真をアップで見るとリングが欠けているようにも見えますが?

覚えていましたら、ご教授願います。
Posted by いっき at 2014年10月14日 09:54
こんにちは。
ダイアフラム入手できたとのことで良かったです。
白いリングの外し方ですが、分解を前提にしていない構造なので、破壊しないと外せません。破壊というか、輪の一箇所を切断して外します。はめるときはリング内側に接着剤を塗り、リングの外周をアルミテープで補強しました。理想的には白いリングは破棄してサイズの合うサークリップを入手したほうがいいと思います。
本来はアッセンブリ交換のパーツを無理やり直すわけなので苦労と工夫は必要ですが、頑張ってください。
Posted by 山田 at 2014年10月14日 10:17
早速のお返事ありがとうごさいます。

やはりそうですか、普段のっているので壊すのは勇気が要りますね。

ダイヤフラムAssyと中華BS26キャブ丸ごとと相談しながらチャレンジしてみます。

まーさん程本格的には出来ませんが、レストア面白いですね
Posted by いっき at 2014年10月14日 16:09
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